9/26〜27に韓国ソウルで開催された国際障害者歯科学会に参加し発表しました。発表内容は家で暮らしている障害を持つお子さんの訪問診療についてで、以前当院の斉藤先生が学会誌に報告した内容の最新版の報告です。韓国開催ということもありアジアからの参加者が多く感じましたが、保険で訪問診療ができる国は珍しく日本の福祉がいかに進んでいるかが分かりました。多くの発表を聞く中で印象的な言葉がありました。それはnot management but supportという言葉で、障害者歯科の支援は管理ではなくてサポートすることだ、ということです。以前は歯科が患者さんを管理するという意識が強かったようです。しかし現在では、管理ではなくサポートなので、歯科が苦手な方に対して安心して治療やメンテナンスを受けられるように歯科医療者はサポートするべきである、という考えに変わっています。当たり前かも知れませんが、障害者歯科の世界共通の認識を改めて知ることができました。 文責 松本