第41回日本障害者歯科学会

第41回日本障害者歯科学会が12月13日~15日に沖縄で開催されました。当院からは次の2題を発表しました。

「『する?』と訊き続ける知的発達症児に対してどう応じているかの考察」

 できるだけ全身麻酔などを用いた歯科治療より、普通の人と同様に障がいの方々にも治療をしたいと考えている当院の方針に沿うものです。多くの方々に聞いていただけ、沖縄まで出掛けて良かったと思っています。 文責 村内

「一開業歯科医院での言語聴覚士による言語相談・訓練についての報告」

 病院や療育センターでの子どもの言語訓練はキャンセル待ちやクール制のため、発達に遅れのあるお子さんは途中で訓練が終わったり、訓練自体受けられなかったりという状況が続いています。しかし、開業歯科医院ではお口の運動発達が十分でないお子さんに対して言語訓練を行うことができます。当院での言語訓練の進め方やどんなお子さんが受診されているのか、何を希望されているのかを報告し、開業歯科医院での言語聴覚士の雇用をお願いしてきました。これからも、歯科で働く言語聴覚士が増え、発達に遅れのあるお子さんも十分に言語訓練が受けられるようになるよう、発信していきますね。

当院の言語聴覚士 濱野と伊藤は「こどものドヤ顔みたい会」という小児の言語聴覚士の会を立ち上げています。保護者の方やお子さんに関わっておられる方に向けてインスタグラムでお子さんの口の発達のために具体的な取り組みを紹介するインスタライブもしています。アーカイブを残しておりますので、良かったらご覧くださいね。

https://www.instagram.com/frog___st/

文責 伊藤恭子